本学客員教授による第15回 特別講義が行われました!

 4月21日(金)、本学客員教授福田良彦岩国市長による特別講義が、1年生「基礎ゼミナール」2年生「キャリア開発Ⅱ」の時間に行われました。特別講義は今年度で10年目となります。今年度は3年ぶりに対面で行われ、学生たちは岩国市長から直接お話を聞くことができました。
 「岩国市のまちづくり」と題して岩国市のさまざまな施策を力強く紹介していただきました。まずは、愛宕山多目的広場について、ふくろう公園の愛称で市民に親しまれている公園ですが、平常時には、誰もが言葉の壁を越えて遊べる施設としての機能、災害時には支援のための備蓄倉庫や仮設トイレ、ヘリの離着陸ができる施設として二つの機能を兼ね備えていることを紹介されました。次に「岩国駅南地区市街地再開発ビルの建設」について、岩国市も3Fフロアを担当する予定で、令和9年度の完成をめざして取り組んでいることを話されました。学生たちは新しい複合施設のさまざまなテナントについて思いを巡らせ、興味津々で聞いていました。学生の通学路でもある「南岩国駅再開発」については、今年度の完成をめざし、ロータリーや周辺道路、駐輪場の整備を残すのみとなりました。今年1周年記念イベントを行った「PLAT ABC」(英語交流センター)では、気軽に英語の学びなおしができる施設として英語圏の園児が多く通う園に就職予定の学生たちの興味を引いていました。
 また、運用1年になる子育てアプリ「母子モ♡いわくに」や、山口県の広域で利用できる病児保育アプリ「あずかる子ちゃん」について紹介され、子育てに優しい岩国市の印象を再認識できました。さらに、社協、福祉施設、科学センターなどが一か所に統合される「いこいと学びの交流テラス」、高齢者スマホ活用支援事業、岩国錦帯橋空港10周年記念イベントの紹介など、盛りだくさんで魅力的な施策の紹介がありました。
 質疑応答では、若者の目線からぜひ取り入れてほしい店舗や施設などの要望について、複数の質問がありました。それぞれに市長が丁寧に答えてくださり、岩国を活性化させる賑わい事業の検討など新たな視点も得ることができました。そのほか、講義後の感想でもさまざまな意見や要望がありました。この講義を通して学生さんのアイデアを募りたいという市長の要望通り、学生たちの感想はすべて市長に目を通していただく予定です。
 市長の親しみやすいお人柄と、スピード感のある岩国市の施策内容で、毎年大好評の本講義です。来年度もぜひ楽しみにしています。