第19回 特別講義が行われました!

 5月16日(金)、米本正明和木町長による特別講義が、1年生「基礎ゼミナール」2年生「キャリア開発Ⅱ」の時間に行われました。今年2月、和木町と本学が包括連携協定を締結し、今回が初めての特別講義となります。和木町の施策についてお話を伺える有意義な時間となりました。
 最初に和木町の紹介として町制施行50周年に作成された動画を視聴しました。その中で和木中学校の生徒が中心となり、蜂が峯公園のバラ園やあいさつ運動など和木町の特色や施策について分かりやすく紹介されていました。また、中国地方の「町の幸福度ランキング」では、2023年1位(全国6位)、2024年2位にランクインするなど、町民にとって住みやすい、子育てしやすい環境が整っていることも紹介されました。また、学生は和木町出身のタレント村重杏奈さんや俳優の平岡祐太さん名前に、驚きの声を上げていました。
 次に、「和木学園構想」について、町全体を学び舎と捉え、生涯学習に力を入れていること、町民全体が、教師にも生徒にもなる取り組みについてお話がありました。和木小学校開校150周年夏期巡回ラジオ体操、ひろみちお兄さんの親子体操教室、地元企業との連携による科学実験など、学生にとって興味深い内容で、町長の言葉に耳を傾けていました。
 また、平成31年4月に開園された、和木こども園についての紹介がありました。現在180名の在園児のうち、15名程度を和木町以外から受け入れています。「心も体もタフなたくましい和木っ子を育みたい」というコンセプトのもと、運動遊びやリズム遊び、運動教室などの取り組みを行っています。小学校、中学校、老人クラブ、駐在所との連携を行うなど、一つのコミュニティーだからこそ、すぐに実践できる環境があることを話されました。保育業務支援システムの導入することで、保育者の業務軽減や保護者への確実な連絡などに効果をあげている施策として述べられました。
 最後に幼児教育を担う学生たちに、将来は保育教諭として現場でしっかりと活躍してもらいたいとエールを送っていただきました。
 質疑応答では、医療費の無償化の対象年齢や和木町のシンボルマークの意味について質問があり、その一つ一つに町長が丁寧にお答えいただきました。また、学生たちの感想はすべて町長に目を通していただく予定です。
 米本町長の親しみやすいお人柄やユーモアを交えたお話に、あっという間の60分間でした。興味深い和木町の施策内容で大好評の講義でした。来年度もぜひ楽しみにしています。